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【長文注意】サイコパスが教えてくれたこと

2013.03.28 00:15|サイコパス まとめ
 このアニメはシビュラシステムという絶対的な存在がある社会を描き、
私に対して「正義」「犯罪」「法」「幸せ」とは一体なんなのだろうかと疑問をぶつけてきた。とてもメッセージ性が高い、考えさせられるアニメだった。

 作中には色んな本の名前が出てきたが、全く知らないものばかり。
そんな学のない私がアニメを振り返りながら、感じて、考えたことをまとめる。
まとめながらこのアニメを消化したい。
本当は録画してある一話からじっくり観直したいところだけど、
とにかく今感じていることを書こうと思って書いた。

 結論を先に述べると、まとめられたのかわからない。
咀嚼する度に味が薄れ、いつの間にか飲み込んでしまい、あぁ美味しかったなという状態。
そんな乱文でもよろしければ、お読み下さい。長いです。

1. シビュラに抱いた希望
 このアニメを観た多くの人が何らかの希望や憧れを抱いたのではないだろうか。
私はとてもいいシステムだと思った。まずはひたすら褒めちぎる。

1.1 犯罪者を裁く
 シビュラはドミネーターを通して犯罪者を合理的に裁く。サイコパスと呼ばれる犯罪係数が高い者を執行対象として裁く。数値が高く危険な者はその場で消し去る。
 犯罪係数の高い者はどういう人物か。極論だがシビュラ的には「社会に必要のない人物」だ。理由を問わず、裁判を省略してその場で処分する。結果、危険人物がどんどん消え去り、世の中の秩序は守られる。数値で判断しているので冤罪はない。
 現在の社会の話。いきなりだけど、私は死刑制度に賛成だ。ただし、冤罪がないと証明できれば。被害者家族の視点に立つと自然とそうなる。加害者の人権うんぬんという問題がよく取り上げられるが、自分が被害者側になった時にどう感じるか考えて見ればいいと思う。誰だって、変な人や危ない人とは関わりたくないだろうし、ましてや自分の家族をk…話がこじれた。
見始めた当初は、シビュラシステムは合理的で未来的で、その発想はなかった状態で、とくかくすごいと思った。

1. 2 生活との密着
 シビュラはその人のサイコパスを測定して、自分にあった衣食住を与えてくれる。人間関係も悩まなくていい。必要なことはシビュラが導いてくれる。
中でもそれいいな!と思ったのは、自分の能力を数値で客観的に判定してくれて、適職に就かせてくれるところ。もうあんな馬鹿馬鹿しい就職活動をしなくて済む。平等に行われる客観的で絶対的な判定。運に流されることのない世界。なんていい世界なんだろうと憧れた。



2. シビュラの闇
 私はシビュラのある世界に何を求めていたのだろう。シビュラのある世界が抱える闇。物語が進むとそれが気になって仕方なかった。

2.1 サイコパス測定の抱える闇
 犯罪係数の高い者は皆危険人物か。これに関しては、作中で犯罪者に絡まれてパニックになっている人のサイコパスも上昇していたことから疑問に感じた。一体どんな基準で数値を出しているんだろう(犯罪係数だから何かに掛け算しているのか?)
これはシビュラが「長期的に見て、社会不適合者」と判断したからと考えている。巻き込まれた個人のサイコパスを回復させるための費用とその人が社会に与える影響を天秤にかけた。つまりシビュラは功利主義者。最大多数の最大幸福のためなら…。(まどかマギカのQBと同じじゃないか。)とても合理的で冷徹だ。
この世界において、シビュラは正しい。だって法そのものなのだから。しかし何かが引っかかる。どこか変だと感じるということは、やっぱりおかしいところがあるはず。
結局この点に対して疑問を感じたのは朱だけだったように思う。他の人はそういう法律なのだから、と考えが止まっているようだった。(執行官から見れば、この社会で自分が生きられる場所がここしかないのだから疑問に感じる必要がないのかもしれない)
 シビュラシステムが施行されて40年。人々が考える力を徐々に失いつつあるように感じた。

 では逆にサイコパスが低い者はどうだろうか。これはアニメで描かれた通り、潜在犯はシビュラでは裁けない。例え人を殺しても、犯罪係数があがらない限り誰にも裁けない。
完璧に見えた世界にも落とし穴があったということで、じゃあどうするか?捕まえてシビュラの構成員にしますということだった。理由に少し納得してしまった。

 サイコパスを下げるには、ストレスケアが必要で、親しい人に悩みを打ち明ける事も方法として有効だという。ではそれでも改善しない人はどうなるのか。アニメの最初の方なので詳しく覚えてないが、怖い絵を書いていた画家が病院で薬漬けにされたという話、そんな風に扱われてしまうのだろうか。
精神的にずっと安息している事は、生きているといえるのだろうか。誰かがそんな事を言っていたような気がするけど、私の勝手な妄想かもしれない。ただ、この世界で生きていく為には自分のサイコパスを管理しなくてはいけない。サイコパスに気をつけるだけで、生きられる。多くの人々はそうするだろう。


2.2 シビュラに順応する人々
作中でも特に怖くなった描写は、街のど真ん中で人が殺されているのに、事態を理解できない人々の話。そんなことが起こるわけがないと妄信しきっている人々がとても不気味だった。人々がシビュラの治める社会に順応しきっている証拠だったように思う。

 システムの欠陥も、シビュラが社会不適合者の集合体ということを公表しない。
 真実を何ひとつ知らないで頼りきっている人々。
 人間として、何かが欠落しているようでずっと怖かった。


2.3 社会から弾かれた人々
 シビュラの能力診断で低い判定を貰った人々。就職先もなく、この社会では落ちるところまで落ちるしか道はない。能力がないのだから仕方ないだろうと思った。シビュラの判定は平等だったように感じたが、この頃から私が憧れたこの世界は本当に幸せなのかと疑問に感じるようになった。

シビュラ40周年の広告より。

いまも…世界のどこかでは、誰かが助けを求めている…
いまも…世界のどこかでは、人が人を傷つけている…
さしのべようシビュラの手…



どう反応していいかわからなかった。



3. このアニメが伝えたかったこと
 いろいろすっ飛ばしていきなり書く。キャラクター描写の考察は次回へ持ち越し。やるかわからないけど。

正義(システム)の連鎖は終わらない・・・


最終話のホントのラストでこんな文字が映った。システムってシビュラのことか。それとも…

この作品では、朱、狡噛、宜野座、おやっさん、槙島、シビュラ。それぞれ、色んな正義が描かれていた。(おやっさんが息子を守るシーンが一番好きだが置いておく。)

しかし立場や見方、この文の書き方でさえ変われば正義なんてものは簡単に変わってしまう。
 法を犯してまで秩序を守ることのどこに正義があるのか。
 他人を殺してまで変えたい社会のどこに正義があるのか。
 悪人を裁けず人を守れない法のどこが正義だろうか。


槙島を追い詰める前に、狡噛と朱がこんな会話をした。

「どうあっても槙島を殺せないのか。」
「違法だからです。犯罪を見過ごせないからです。」
「悪人を裁けず、人を守れない法律をなんでそうまでして守り通そうとするんだ。」
「法が人を守るんじゃない。人が法を守るんです。これまで、悪を憎んで正しい生き方を探し求めてきた人々の思いが、その積み重ねが法なんです。それは条文でもシステムでもない。誰もが心のなかに抱えてる脆くてかけがえのない思いです。怒りや憎しみの力に比べたら、どうしようもなく簡単に壊れてしまうものなんです。だから、よりよい世界を作ろうとした過去すべての人たちの祈りを無意味にしてしまわない為に。それは最後まで頑張って守り通さないといけないんです。諦めちゃいけないんです。」
「いつか、誰もがそう思うような時代が来れば。その時はシビュラシステムなんて消えちまうだろう。潜在犯も執行官もいなくなるだろう。だが…」




そして物語最後に一課にやってくる新人。
淡々と接する朱。その説明の仕方は一話と同じだが、そこには朱の正義がしっかり見えた。
この新人がやってくる描写は、
決して世界がループしている訳ではないし、始まりに戻ったわけでもない。
こうやって正義は続いていく。
こうやって少しずつ人類は社会を作っていく。

だからなんだんだと言われればそれまでだが、これが一番伝えたいことだったように思う。


4. 幸せな社会とはなんだ

ここからは蛇足。答えの出せない疑問の羅列。妄想。

シビュラが与えてくれる社会は幸せだろうか。
人生を導いてもらうことは幸せだろうか。
悩まなくていい社会は幸せだろうか。
手探りの努力と運で勝ち取る人生は幸せだろうか。

シビュラのある世界は平等だろうか。
今の世界は平等だろうか。

普遍的で平等な幸せとはなんだ。
昔の人が知っている幸せ。
今の人が知っている幸せ。
潜在犯が知っている幸せ。
精神異常者が知っている幸せ。
シビュラが描く人類の幸せ。
誰かの幸せは、他の誰かにとって不幸かもしれない。

シビュラが与える希望
誰かにとっての希望は、別の誰かに闇を落とす。

私が憧れた、完璧な世界はどこへ行った。


この先もし2期や劇場版があるのなら、
小さな意思がやがて社会を変えていく、バタフライ効果のような演出がみたい。
そんな展開があったら嬉しいな。
でもシビュラは続くんだろうな・・・


何が正義とかじゃない、正義で有り続ける執念こそ正義そのもの(キリリ

自画自賛…。
どこかに書きたかったけどこの文を入れる能力は私になかった。



監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)
監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)

テーマ:サイコパス
ジャンル:アニメ・コミック

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プロフィール

ほむぽむ

Author:ほむぽむ
地方住まい。アニメをBSやweb配信で視聴。


5/27追記【お詫び】
感想をまとめるのが難しくなってしまいました。

今期は「翠星のガルガンティア」水曜午後、土曜夜、の週2回更新とさせて頂きます。応援して頂いた方、本当に申し訳ありません。できる範囲で頑張っていきます。


当ブログについては→ごあいさつ

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